【4月29日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)の主催者は28日、今年も大会の賞金を引き上げ、男女シングルスの覇者は188万ポンド(約3億4200万円)を獲得することになると発表した。

 優勝賞金は、前年比で7パーセントのアップとなっており、賞金総額もここ4年間で1215万ポンド増額している。

 この結果、大会のステータスはますます高いものになるだろう。

 大会を主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet ClubAELTC)のフィリップ・ブルック(Philip Brook)理事長は、「世界屈指のプレーヤーなしで、世界最高の大会を開催することはできません」と述べた。

「われわれの大会において、選手は欠かせない存在です。この大会に見合った賞金だと思いますし、それを選手に還元したいのです」

 ブルック氏は同時に、7月17日から19日に予定されている国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2015)準々決勝の英国対フランスの開催権を「しぶしぶ」諦め、クイーンズクラブ(Queen's Club)に譲ったことを明かした。

 今年のウィンブルドン選手権は、6月29日から7月12日に開催され、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)が前回覇者として参戦する。

 クビトバは、グラス(芝)コートのシーズンに合わせ、エイゴン国際(AEGON International 2015)に出場することを表明している。(c)AFP