【4月28日 AFP】国際ブドウ・ワイン機構(OIV)が27日に公表したワイン製造用のブドウ栽培についての2014年のデータによると、中国がフランスを抜き、スペインに次ぐ世界第2の栽培国となったことが明らかになった。

 データによると、2014年にワイン用ブドウの栽培に使用された土地面積は、中国が79万9000ヘクタール、スペインが102万ヘクタールだった。

 ワインの生産量に関しては、フランスが昨年47億リットルのワインを生産して首位を守った。また、フランスはワインの輸出で77億ユーロ(約9980億円)以上の収益を上げ、輸出額でも1位となった。

 一方、ワインの消費量に関しては、世界全体の13%に相当する310万リットルが消費された米国が1位となり、フランスとイタリアがこれに続いた。

 ワインの輸入量では、ドイツや英国、米国が最も多く、世界全体の貿易額の合計は、260億ユーロ(約3兆円)に上った。

 欧州では、品質や効率性の向上によって価格が上がることを目指して、ワイン用ブドウ畑の規模縮小を図っている。(c)AFP