【4月28日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は27日、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のJ・R・スミス(J.R. Smith)が、プレーオフ1回戦(7回戦制)第4戦でボストン・セルティックス(Boston Celtics)の選手の顔面をはたいたとして、2試合の出場停止処分を科した。

 キャバリアーズはこの結果、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)とミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)の勝者と対戦するカンファレンス準決勝の第2戦まで、スミスを欠くことになる。

 セルティックスをスイープしてシリーズを勝ち抜けたキャバリアーズは、26日の試合で、ゴール下にいたスミスがセルティックスのジェイ・クロウダー(Jae Crowder)を阻止しようとして顔をはたき、退場処分となった。

 この場面では、先にクロウダーがスミスの背中を押し、スミスが振り向きざまに右手の甲でクロウダーをはたく形となった。セルティックスは、その際にクロウダーが左膝を捻挫したと主張している。

 これに先立ちキャバリアーズは、同じ試合で肩を脱臼したケビン・ラブ(Kevin Love)が、プレーオフのカンファレンス準決勝を欠場する見込みであると発表していた。

 ラブはセルティックスのケリー・オリニク(Kelly Olynyk)に左腕をつかまれて負傷した。オリニクは故意のプレーであることを否定したが、来季に1試合の出場停止処分が言い渡された。

 キャバリアーズでは、さらにケンドリック・パーキンス(Kendrick Perkins)がクロウダーを倒したとしてフレグラントファウルを取られ、罰金1万5000ドル(約180万円)が科されている。(c)AFP