【4月27日 AFP】ナイジェリア南西部オンド(Ondo)州で、地元で醸造されたジンが原因とされるエタノール中毒による死者が、1週間前の18人からさらに5人増え、27日までに23人となった。

 AFPの電話インタビューに応じたオンド州保健省のダヨ・アデヤンジュ(Dayo Adeyanju)長官によれば、この1週間で亡くなった5人は全員、今月初めに同州の町、オデイレレ(Ode-Irele)から病院に搬送された患者たちで、新たな発症例ではないという。

 頭痛や体重減少、目のかすみ、意識喪失などの謎の症状と死者が出たため、発生当初は伝染病が懸念されたが、調査の結果、エボラウイルスなどのウイルス性疾患の可能性は排除された。

 アデヤンジュ長官は、原因となったジンの出どころについて調査中だと述べ、また消費者の安全を確保するために地元でのアルコール飲料製造の改善を進めると語った。(c)AFP