【4月26日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2015)は25日、シングルス準決勝が行われ、スペインのパブロ・アンドゥハル(Pablo Andujar)が7-6、6-3で大会第3シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)を下し、第1シードの錦織圭(Kei Nishikori)が待つ決勝に駒を進めた。

 アンドゥハルは、自身のキャリアで最高の試合だったと語り、フェレールからの初白星を喜んだ。

 世界ランク66位のアンドゥハルは、「キャリアの中で最高の試合の一つになった。ダビドはベースラインで堅実な選手で、そこで彼と張り合うのは難しいことは分かっていた。だから彼のセカンドサーブにプレッシャーをかけて、行けるときはネットに出た。しっかりとしたプレーができた上に、第2セットの頭で彼がミスをしてくれたことが相乗効果を生んだ」と語った。

 第1セット、ブレークアップからフェレールに2度追いつかれたものの、29歳のアンドゥハルはタイブレークの末にこれを制すと、第2セットはサーブがさらにさえをみせ、序盤に一つブレークを奪うとそのまま勝利を決めた。

 アンドゥハルは決勝で再び金星を挙げるため、デビスカップ(Davis Cup)の様な雰囲気を作り出すよう観客に求めた。

「デビスカップの様な雰囲気になることを願っている。明日はファンのみなさんにすべてを出し切ってもらいたい。錦織は素晴らしいプレーをしているから、私にはみんなが必要だ」

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