【4月22日 AFP】英紙ガーディアン(Guardian)は21日、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」の最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者が、米国主導の連合軍が先月イラクで行った空爆により「重傷を負った」と報じた。一方、米国防総省は同日、この報道が事実であることを示す情報はないとしている。

 米国防総省のスティーブ・ウォーレン(Steve Warren)報道官は記者会見で、ガーディアン紙の報道は3月にあった報道を「再利用」したものとみられるとの見解を示した上で、当該の空爆の標的にバグダディ容疑者は含まれていなかったと説明。「バグダディ容疑者が負傷または死亡したことを示す情報はないと、われわれは述べた。その状況が変わったと示すものは何もない」と述べた。(c)AFP