【4月22日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2015)は7日、各地でグループリーグ第5節の試合が行われ、グループHの鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)は終盤に金崎夢生(Mu Kanazaki)が決勝点を奪い、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(Western Sydney Wanderers、オーストラリア)に2-1で勝利した。

 一方、昨季王者ワンダラーズは、この敗戦でグループ最下位に転落し、大会連覇に黄信号がともった。

 前回大会で初出場ながら優勝を飾っているワンダラーズは、前半24分にニキタ・ルカビチャ(Nikita Rukavytsya)のゴールで先制したが、鹿島は後半21分に土居聖真(Shoma Doi)のゴールで同点に追いついた。

 そして迎えた後半ロスタイム、鹿島は山本脩斗(Shuto Yamamoto)のクロスから金崎が決勝点を挙げ、グループリーグ突破に望みをつないだ。

 グループステージは残り1試合となっており、鹿島は最終戦でFCソウル(FC Seoul、韓国)と、ワンダラーズは広州恒大(Guangzhou Evergrande FC、中国)と対戦する。

 鹿島はホームで行われる最終戦でソウルに勝利すればグループリーグを突破できるが、ワンダラーズは広州恒大に勝利したとしても、鹿島とソウルが引き分けに終わらなければグループ敗退となる。

 同日に行われたグループHのもう1試合では、ファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)監督の率いる広州恒大がFCソウルと0-0で引き分け、決勝トーナメント進出を決めている。(c)AFP