【4月25日 AFP】女子テニス、ポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2015)は24日、シングルス準々決勝が行われ、大会第4シードのカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)は6-0、6-3で第8シードのカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)を下し、第2シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が待つ準決勝へ駒を進めた。

 元世界ランク1位のボズニアツキは、わずか1時間あまりでスアレス・ナバロを退け、次戦で、昨年の全仏オープンテニス(French Open 2014)ファイナリストと対戦する。

 ボズニアツキは、「今日は、試合を楽しめた自分にビックリ。普段はクレーがあまり好きじゃないんだけど、滑ったり走ったりするのも楽しかった」とコメント。また、練習の中にスパーリングを取り入れていることを明かし、「たまにボクシングをするのが好き。心拍数を上げる良い練習よ」と話した。

 ハレプは同日の準々決勝で、イタリアのサラ・エラーニ(Sara Errani)と対戦。6-4、6-4で勝利を収めた。

 しかし、世界ランク3位の23歳であるハレプは、エラーニ相手に苦戦を強いられ、全20ゲームのうち16ゲームがブレークとなったこの試合を、4度目のマッチポイントで締めくくった。

「タフな試合でした。彼女は守りが堅くて、ポイントを奪うのが大変でした」と振り返ったハレプは、「今は、準決勝が楽しみです」と語った。

 今大会では、3連覇を飾っていたマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が初戦で敗退する波乱があり、ハレプはベスト4の中で最上位シード選手となっている。(c)AFP