【4月21日 AFP】英警察は20日、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」に触発されオーストラリアで進められていたとされる「テロ計画」に関連し、14歳の少年の身柄を事情聴取のために拘束したと発表した。

 イングランド(England)北西部の大マンチェスター警察(Greater Manchester Police)が発表した声明によると、少年は18日に身柄を拘束された。

 豪警察は18日、メルボルン(Melbourne)で実施した対テロ強制捜査で5人の身柄を拘束。うち18歳の2人が21日までにテロ関連の罪で訴追された。容疑者らは、戦没者追悼行事が行われる今月25日の「アンザック・デー(ANZAC Day)」にテロを計画していた疑いが持たれている。

 英国の捜査関係者は、「北西部のある個人と、オーストラリアの男との間で交わされていたやり取りを傍受し、確かなテロの脅威があることが分かった」「この情報が明るみに出てから即刻、国内外の関係当局と連携して対策を講じた」と説明した。

 警察によると、少年はイングランド北西部ランカシャー(Lancashire)州ブラックバーン(Blackburn)在住で、4月2日にも身柄を拘束されていた。豪警察も、自国での強制捜査と英国での少年拘束との関連を認めている。(c)AFP