【4月21日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が20日、現行契約が満了となる来年6月にマンチェスター・シティ(Manchester City)の指揮官になるのではないかといううわさを一蹴し、来季もバイエルンの指揮を執るつもりだと明言した。

 自身の今後について聞かれたグアルディオラ監督は、「私の今後の予定は、水曜日が休み、木曜日がトレーニング、そして来年もここにいる。それが私のプランだ」と回答した。

 週末には、元イングランド代表のポール・スコールズ(Paul Scholes)氏が、マヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督の後任としてグアルディオラ監督がシティを率いることになると話していた。

 グアルディオラ監督率いるバイエルンは、FCポルト(FC Porto)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)準々決勝第2戦を21日に控えており、敵地で行われた第1戦を1-3で落としていることから、準決勝進出のためには、最低でも2点差以上をつけて勝利を収める必要がある。

 また、バイエルンは2位VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)との勝ち点差を12としており、ホームで行われる第30節のヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)戦で勝利すればタイトル獲得が決定する可能性もある。

 それでも、リーグ、欧州、ドイツカップ2014-15(German Cup 2014-15)の3冠を目指すバイエルンは、1つのタイトルでは満足することができないという。

 FCバルセロナ(FC Barcelona)の監督時代に14個のタイトルを獲得したグアルディオラ監督は、バイエルンの指揮官に就任してから約2年で4つのタイトルを手にしており、「バイエルンはビッグクラブだ。現状には満足していない」とさらなる高みを目指している。「勝てば天才、負ければ問題が山積。この仕事にはつきものだ」

「第1戦の結果を受けて、もっとリスクを取らなければいけない。でも、大会のこのステージに来られたことには満足している」

「簡単ではないことは分かっているが、私は成功することに100パーセントの自信を持っている」

「ドイツ杯とリーグでは、(優勝まで)あと一歩のところに来ている。25日にベルリンに勝てば、優勝は確実だ」

「どれだけの問題を抱えていたのか思い出すと、ビックリすることがあるよ。でも、私がどんなクラブに所属しているのかは自覚しているし、ブンデスリーガとカップ戦だけでは十分ではないんだ」

「レアル・マドリード(Real Madrid)、バルセロナ、バイエルンといったクラブでは、3冠が絶対条件だ。でも、そういう選手たちといられることを誇りに思う」

(c)AFP