【4月18日 AFP】世界気象機関(World Meteorogical OrganizationWMO)は17日、コスタリカでハリケーンに関する会合を開き、北東太平洋で発生するハリケーンに付ける名称のリストから古代エジプトの女神の名前「イシス(Isis)」を除外することを決めた。

 イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」の略称の一つ、「ISIS」と綴りが重なったため。

 WMOはハリケーンに付ける名称をアルファベット順に並べた6組のリストを持っており、このリストから順番に命名している。来年のハリケーン名のリストではイシスに代わってイベッテ(Ivette)が使われる。

 大きな被害を出したハリケーンの名称はリストから外されることがある。例えば昨年メキシコで猛威を振るい11人の犠牲者を出したハリケーンの名称「オディール(Odile)」は2020年の名称リストで「オダリス(Odalys)」に置き換えられた。(c)AFP