【4月18日 AFP】男子フィギュアスケートのエフゲニー・プルシェンコ(Evgeni Plushenko、ロシア)が17日、競技に復帰する意向を表明した。

 五輪で2つの金メダルを獲得している32歳のプルシェンコは、来年の欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships)と世界選手権(ISU World Figure Skating Championships)に出場したいとしている。

 国営タス通信(TASS)は、「競技に復帰すると言うことも可能だ」というプルシェンコのコメントを引用した。

 プルシェンコは、ソチ冬季五輪の団体戦で金メダルを獲得した後、腰部の負傷で男子シングルを棄権した。このとき、競技から身を引くことを表明したプルシェンコだが、イスラエルの病院で腰の手術を受けた後、2018年に韓国・平昌(Pyeongchang)で行われる冬季五輪に出場することを固く決意していると話していた。

「練習を少しずつ開始しており、近い将来、大会に出場したい」

「今秋のGPシリーズに参戦して、バルセロナ(Barcelona)で行われるファイナルへの切符を勝ち取りたい」

 また、ロシア代表として欧州選手権と世界選手権の出場権を手に入れたいとしている。

「目標は、2018年の冬季五輪に向けて準備を進めることだ」

 2006年と2014年に五輪の金メダルを手にしているプルシェンコは、2002年と2010年にも銀メダリストに輝いており、欧州選手権で通算7度の優勝を誇る。

 ロシアフィギュアスケート連盟(FSFR)のアレクサンドル・ゴルシコフ(Alexander Gorshkov)会長は、「彼の名前は代表チームに残っているし、大会に出場する権利もある」とすると、「五輪後のシーズンを休養に充てたが、来季に向けて始動するときだ」と語った。

「しかし、いくら素晴らしいスケーターであっても、大規模な大会にロシア代表として出場する資格を得るのは、簡単ではないだろう」

(c)AFP