【4月15日 AFP】中国政府は15日、同国が設立を主導する国際金融機関「アジアインフラ投資銀行(Asian Infrastructure Investment BankAIIB)」の創設メンバー国が57か国になったと発表した。メンバー国の中には、中国の反体制作家へノーベル賞が贈られて以降、外交関係が凍結状態となっているノルウェーも含まれている。

 これまでAIIBの創設メンバーへの参加を正式に申請して拒否されたのは、中国が自国の一部とみなしている台湾のみとなっている。創設メンバー57か国には、国連安全保障理事会(UN Security Council)の常任理事国5か国のうち4か国が含まれている。また欧州連合(EU)加盟国28か国のうちの14か国、経済協力開発機構(OECD)加盟の34か国のうち21か国が参加となっている。

 日米は不参加だが、米国の近しい同盟国である英国、フランス、ドイツ、オーストラリアは、米国が当初、反対の姿勢を示していたものの、参加を決定している。(c)AFP