【4月14日 AFP】イタリアの沿岸警備隊は13日、リビア沖で転覆した難民船から9人の遺体を収容し、144人を保護したと発表した。当局によると、12日には3791人の難民が救助されており、10日からの3日間で保護された難民の合計は5629人となった。

 13日の救助活動は、リビア沖150キロの地中海(Mediterranean Sea)上で150人以上を乗せて転覆した難民船に対するもので、現在も不明者の捜索が続いているという。この船に乗っていた正確な人数や国籍はわかっていない。

 地中海では最近、好天が続いていることから船でイタリアを目指す難民が急増。13日には少なくとも10件の救助活動が行われた。(c)AFP/Fanny CARRIER