【4月13日 AFP】ブラジル全土で12日、3月中旬のデモに続き、政府の腐敗と経済の悪化に抗議する反政権デモが行われ数十万人が参加した。

 サッカーのブラジル代表のユニホームを着た姿が多く見かけられたデモ行進の参加者たちは「ジルマは辞めろ」「腐った政府」などと声を上げ、ジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領の辞任を迫り、また汚職に関する免責の撤廃を求めた。

 全国195都市でのデモの参加者は、警察発表によれば68万2000人だが、主催者側は約150万人と推計している。うち半数は最大都市サンパウロ(Sao Paulo)で行われた最も大きな集会に参加したとみられる。

 デモは国営石油会社ペトロブラス(Petrobras)をめぐる大規模な収賄疑惑に怒りを示している他、インフレや公共料金の値上げ、労働者の権利を脅かすとみなされている法案にも抗議している。(c)AFP/Natalia Ramos in Sao Paulo and Damian Wroclavsky in Brasilia