【4月7日 AFP】米ニューヨーク(New York)市内の公園で6日未明、米国などの情報機関による情報収集活動を暴露したエドワード・スノーデン(Edward Snowden)元米国家安全保障局(National Security AgencyNSA)職員(31)の胸像が、アーティスト集団によって設置された。

 このブロンズ風の像は、同市ブルックリン(Brooklyn)のフォートグリーンパーク(Fort Greene Park)内にある独立戦争で戦死した兵士らの慰霊碑の上に置かれた。慰霊碑の下部には、「スノーデン」の名前が取り付けられていた。

 胸像を設置した正体不明の3人のアーティストは、ブログサイト「アニマル・ニューヨーク(Animal New York)」に掲載した声明で、「現代の専制政治と闘うため自身の安全を犠牲とした人々にスポットをあてるために、この記念碑を設置した」「こうした理想を貫こうとする人たちはしばしば、ブロンズ像にはならず、犯罪者扱いされてしまう」と説明した。

 胸像は、石こう製で重さ約45キロ。違法に設置されたものであったため、当局が正午までブルーシートで覆った後、撤去した。(c)AFP