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高齢化進む日本社会を反映、活況呈する「熟年AV」

2015年4月9日 18:01 発信地:東京

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高齢化進む日本社会を反映、活況呈する「熟年AV」
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埼玉県鶴ヶ島市で行われたデビュー作品の撮影に臨むトミタヤスエさん(2015年3月17日撮影)。(c)AFP/Toru YAMANAKA

【4月9日 AFP】畳の上に静かにひざまずく着物姿のトミタヤスエさん(芸名、61)──いつ茶道の点前が始まってもおかしくない雰囲気のなか、彼女はAV女優としてデビュー作品の撮影に臨んでいた。

 撮影の準備が進む中、せわしなくまばたきを繰り返すヤスエさん。高齢化が進む日本社会で、年齢を重ねたとの理由から、諦めなければならない夢などはないとの考えを体現しているのだ。たとえそれが、みだらで型破りなものだったとしても。

 彼女は、高齢者たちの性欲に対する抑制を解き放ち、優雅に年齢を重ねることが求められる社会規範に反旗を翻す「熟年」というニッチながらも盛況なジャンルにあえて挑戦する。

「多少の衰え」があると認めるヤスエさんだが、それでもずっとやりたかったという「AV女優」の仕事に挑戦することへの後ろめたさなどは全く感じられない。

 アダルトビデオへの出演については、「やっぱりちょっとやってみたいなと思ったんですね。興味があったんです。今しかないというか、まあ老いる前に、多少体がきれいなうちにね」と話す。性行為は嫌いではないとしながらも、年齢を考えるとアダルトビデオへの出演はこれが最後のチャンスと考えているという。趣味は、カラオケや手芸だというが、これらは後回しにできるということだろう。

 しかし、撮影当日となるとやはり緊張したのか「本当に自分がやっていけるのかどうか。スタッフさんとか、こんな大勢いたもんで」とその心境を明らかにした。それでも「いろんな体験をした方がいい」「夢を追った方がいい」との考えは変わらないとインタビューに答えている。

 これまでは、車の部品などを製造する工場で「普通の仕事」をしていたと話すヤスエさん。目前に迫ったデビュー作で「負けないよう」臨みたいと抱負を語った。

 ビデオへの出演については、インターネットでの応募がきっかけとなった。娘と一緒に面接を受けたところ、娘よりも母親に先に声が掛かったため、これには娘も驚いていたという。


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