【4月6日 AFP】米R&Bの女王ビヨンセ(Beyonce)が、夫のラップ歌手ジェイ・Z(Jay Z)にささげるラブソングをひそかにリリースした。ジェイ・Zが新たに立ち上げた音楽配信サービス「Tidal」でのみ聴けるという。

 アコースティックなバラード曲で、タイトルは「Die With You」。ビヨンセが4日、夫婦の7回目の結婚記念日を祝い、SNS最大手フェイスブック(Facebook)の公式ページに15秒間の試聴用動画を投稿した。

 動画には、ノーメークとおぼしきビヨンセが金髪をお下げにして野球帽を前後逆にかぶり、ピアノを弾きながら「あなたと一緒にいられないなら、存在する意味はない」と優しく歌う様子が映っている。

 動画はホームビデオのような形式で、カメラは歌うビヨンセの周りをぐるりと移動しながら撮影している。最後に撮影者にカメラが向けられると、それがジェイ・Zだったことが分かる。

「Tidal」は3月に改名してジェイ・Zの運営で再出発した音楽ストリーミングサービス。マドンナ(Madonna)やカニエ・ウェスト(Kanye West)、覆面のエレクトロ・デュオ「ダフトパンク(Daft Punk)」など大物ミュージシャンらが共同出資しており、こうした出資者らの独占コンテンツを提供している。(c)AFP