【4月6日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2015)は5日、男子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-6、4-6、6-0で第3シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に勝利し、大会通算5回目のタイトルを獲得した。

 ジョコビッチは、今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)決勝とBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2015)の準決勝に続き、マイアミ(Miami)のハードコートでもマレーを退け、通算対戦戦績を18勝8敗とした。

「3つのビッグタイトルを獲得できて、これ以上の開幕スタートは望めないよ」と喜んだジョコビッチは、「願わくば、この調子をクレーコートに生かしたい。自分にとって全仏オープンテニス(French Open 2015)に向けての準備は、極めて重要だ」と語った。

 ジョコビッチは、2011年と2014年に続いてBNPパリバ・オープンとマイアミ・オープンを制し、両大会で3度目の2冠達成を果たした史上初の選手となった。

 ジョコビッチはまた、通算141週目の世界ランク1位が確定となり、世界トップの座に君臨した期間ではラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と並ぶ歴代6位に浮上する。

 一方、マレーは同3位に返り咲くことが確定している。

 マレーがジョコビッチに勝利したのは、自身にとって歴史的な勝利を収めた2013年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2013)決勝が最後となっており、直接対決での連敗を6で阻止すべく、立ち上がりは強い攻めをみせていた。(c)AFP