【4月3日 AFP】ドイツの格安航空会社ジャーマンウイングス(Germanwings)機をフランス・アルプス(Alps)の山中に故意に墜落させたとみられているアンドレアス・ルビッツ(Andreas Lubitz)副操縦士(27)が生前、自殺の方法や操縦室のドアについてインターネットで検索していたことが判明した。独検察当局が2日発表した。

 独西部デュッセルドルフ(Duesseldorf)検察当局によると、同市にあるルビッツ副操縦士のアパートで見つかったタブレット端末に、「内科治療方法」や「自殺の方法」に加え、「操縦室のドアとその防犯対策」といったキーワード検索の履歴が残っていた。

 独検察は先に、副操縦士が操縦士資格を未取得だった「数年前に」自殺傾向があると診断されていたことを明かしている。

 副操縦士と機長との会話を記録していたブラックボックスのデータは、墜落時操縦室には副操縦士しかいなかったことを示している。副操縦士は機長が席を外した隙を見計らい、操縦室のドアを施錠して機長を閉め出し、意図的に同機を降下・墜落させたとみられている。(c)AFP/Beatrix BACONNIER MARTIN with Kate Millar in Berlin