【4月2日 AFP】(一部更新)ケニア赤十字社(Kenya Red Cross)は2日、同日早朝にケニア東部ガリッサ(Garissa)の大学を襲撃した武装グループが、複数の学生を人質にとっていると声明で述べた。人質の人数は分かっていない。また警察関係者や報道によると、襲撃でこれまでに少なくとも15人が死亡した。

 ケニア赤十字社は、およそ「50人の学生が安全に解放された」と述べた。だが戦闘はまだ続いており、政府当局者によると武装グループは現在、学生寮に立てこもっているという。

 国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のソマリアのイスラム過激派組織アルシャバーブ(Shebab)の広報担当者は2日、AFPの電話取材に対し、ソマリアで戦闘を行っているケニア軍への報復としてアルシャバーブのメンバーが大学を襲撃したと語った。

 またこの広報担当者によると、武装グループは複数のキリスト教徒を人質に取っている。大学を襲撃した武装グループは人質をイスラム教徒とそうでない人に分け、イスラム教徒のみを解放したという。人質の人数については明らかにしなかった。(c)AFP