【3月31日 AFP】トルコで31日、過去15年間で最悪の大規模な停電が発生し、首都アンカラ(Ankara)から大都市イスタンブール(Istanbul)まで全土で混乱が生じている。政府発表によれば、送電システムに対する外部からの攻撃の可能性も排除されていない。

 トルコの半国営アナトリア(Anatolia)通信がトルコ送電公社(TEIAS)の情報として伝えたところによると、イスタンブール市内では同日午前10時36分(日本時間同日午後4時36分)頃から停電が発生し、地下鉄網が閉鎖に追い込まれた。

 停電の被害は、ギリシャとの国境付近から南東部まで、人口約7600万人のトルコ全土に及んでいる。アフメト・ダウトオール(Ahmet Davutoglu)首相は「テロリストによる攻撃も含め、あらゆる可能性を調査中だ」と述べた。(c)AFP