【3月31日 AFP】東京都渋谷区議会は31日、同性カップルを「結婚に相当する関係」として認め、パートナーシップ証明書を発行する条例案を日本で初めて可決した。

 外資系企業や各国大使館を含め、多くの企業や商業施設が集まる同区では、同性カップルへのパートナーシップ証明書の発行を今夏にも開始する。

 渋谷区に住むLGBTアクティビストの東小雪(Koyuki Higashi)さんは、この動きによって全国で同性婚に関する議論が活性化されることを望むとして、この決定を歓迎した。東さんは同性パートナーの増原裕子(Hiroko Masuhara)さんと2013年に東京ディズニーリゾート(Tokyo Disney Resort)で「結婚式」を挙げた。

 区議会の意見聴取では、区内で働く人や住民から、家族関係が公に認められていない同性カップルはアパートを借りたり、入院している相手を見舞ったりすることが難しいという声が寄せられていた。(c)AFP