【3月31日 AFP】絶滅の危機にある中型のネコ科動物ウンピョウの赤ちゃん2匹が今月、米フロリダ（Florida）州の動物園「ズー・マイアミ（Zoo Miami）」で誕生した。

 ウンピョウは中国南部～東南アジアの森林に生息し、長い尾と太くて短い脚が特徴。野生の個体は1万匹に満たないとみられ、国際自然保護連合（IUCN）が指定する「絶滅のおそれのある生物種のレッドリスト」で危急種に指定されている。

 ズー・マイアミによると、ウンピョウの赤ちゃんは2匹とも雌で、今月9日に生まれた。母親と同じ囲いの中で元気にすくすく育っており、母親もしっかり赤ちゃんの世話をし授乳しているという。同動物園ではウンピョウの保護活動に尽力しており、米国生まれのこのペアによる繁殖成功は2回目。

 赤ちゃんの毛並みには既に、ウンピョウ特有の雲のような形状の黒い斑点模様が確認できるという。今後数週間のうちに一般公開される予定だ。(c)AFP