【3月30日 AFP】15F1第2戦のマレーシアGP(Malaysian Grand Prix 2015)は29日、決勝が行われ、フェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が新天地移籍後初勝利を挙げた。

 開幕戦のオーストラリアGP(Australian Grand Prix 2015)を制したメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)に約8.5秒差をつけたベッテルが、フェラーリに2013年のスペインGP(Spanish Grand Prix 2013)以来の勝利をもたらした。

 ベッテルは序盤にセーフティーカーが出動した際にアドバンテージを得ると、メルセデスAMGのハミルトンとニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)がそれぞれピットストップへ3回行ったのに対し、ベッテルは2回に抑えた。

 世界王者に通算4度輝いた実績を持つベッテルは、レッドブル(Red Bull)に在籍していた2013年シーズン最終戦以来の優勝となり、F1通算40勝目を記録している。

 ロズベルグが3位に入り、バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)とフェリペ・マッサ(Felipe Massa)のウィリアムズ(Williams)勢を抑えたフェラーリのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が、レースを4位で終えた。

 そしてトロ・ロッソ(Toro Rosso)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が7位でフィニッシュし、F1史上最年少のポイント獲得ドライバーになっている。

 一方、マクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のジェンソン・バトン(Jenson Button)とフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)は、ともにリタイアを余儀なくされた。(c)AFP