【3月28日 AFP】ギリシャ政府は27日、サッカー界における暴力排除に向け、新法案を提出した。

 スタブロス・コントニス(Stavros Kontonis)スポーツ副大臣は「われわれは暴力行為に立ち向かうための緊急措置に関するスポーツ法案を提出した。今後数日をかけて議論を重ね、議会で法案の投票を行う」とコメントした。

「ギリシャのスポーツ界の病と闘うという、政府の決意を皆さんに理解していただきたい。すべての法人組織との協力を求め、共通の目標を達成できると自信を持っている」

 新たな法案では、政府は暴力事件に対し1万ユーロ(約130万円)から2500万ユーロ(約32億5000万円)の罰金を科す権利を手にし、スポーツイベントの延期や中止を命じたり、スポーツチームの欧州大会への出場を禁止したりすることができるようになる。

 また、暴力行為を見せたり、あおったりするメディアに対して罰金を科すことや、不認可のサポータークラブにいる個人によるチケット発行で投獄される可能性もある。

 さらに、監視カメラや電子チケットの導入に関するガイドラインも設定されることになるという。(c)AFP