【3月28日 AFP】(記事更新)サッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)は27日、予選の試合が各地で行われ、グループGのモンテネグロとロシアの一戦は2度にわたるトラブルで中断され、後半途中で中止となった。

 試合開始直後、観客席から投げられた発炎筒が敵地ポドゴリツァ(Podgorica)に乗り込んだロシアのGKイゴール・アキンフェエフ(Igor Akinfeev)に直撃し、最初の中断となった。CSKAモスクワ(CSKA Moscow)に所属するアキンフェエフはその後ピッチの外に運ばれ、予防措置として病院に搬送。30分の中断を得てプレーが再開された。

 しかし、後半途中にロシアのロマン・シロコフ(Roman Shirokov)のPKがセーブされた後、両チームの選手やベンチ間で乱闘騒ぎが起き、さらに観客席から投げられた物体がロシアの選手に当たったことを受け、審判が試合の中止を決定した。

 欧州サッカー連盟(UEFA)がどのような対応を取るかは未定だが、ロシア側に3-0での勝利を与えると見込まれている。モンテネグロ側には、それ以外にさらなる処分が下される可能性もある。(c)AFP