【3月27日 AFP】米司法省は26日、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」に参加するため出国しようとした予備兵の男と、軍施設への攻撃を企てたいとこの男を逮捕したと発表した。

 陸軍州兵のハサン・エドモンズ(Hasan Edmonds)容疑者(22)は25日、シカゴ・ミッドウェー国際空港(Chicago Midway International Airport)でエジプトに渡航しようとしていたところを拘束された。いとこのジョナス・エドモンズ(Jonas Edmonds)容疑者(29)も同日、イリノイ(Illinois)州オーロラ(Aurora)の自宅で逮捕された。

 ハサン容疑者は、米軍での訓練経験を生かしてISの戦闘員としてイラクとシリアでの戦闘に参加しようとしていたとみられる。一方のジョナス容疑者は、ハサン容疑者が米国を離れた後に同容疑者が持っていた米軍の制服を利用してイリノイ州北部にある米軍基地を攻撃する計画だったという。

 逮捕のきっかけは、2人が米連邦捜査局(FBI)の覆面捜査官に計画を打ち明けたことだったという。(c)AFP