【3月26日 AFP】インド東部・西ベンガル(West Bengal)州にある修道院付属の学校で70代の修道女が集団強姦(ごうかん)された事件で、インドの警察当局者は26日、容疑者の1人を逮捕したと述べた。この事件では初めての逮捕者となる。

 匿名を条件にAFPの取材に応じたインドの警察当局者によると、捜査当局は容疑者の1人を西部ムンバイ(Mumbai)まで追跡し、25日夜に身柄を拘束した。さらにこの警察当局者は「取り調べのため容疑者の身柄を(西ベンガル州の州都の)コルカタ(Kolkata)に移送中だ」と語った。

 事件は今月、西ベンガル州の修道院付属学校で起きた。学校に強盗団が押し入り、学校に住み込みだった70代の修道女が襲われた。修道女は負傷し、手術が必要な状態となった。

 コルカタの警察当局は監視カメラの映像から容疑者6人のうち4人の身元を特定した。また、これまでに8人の身柄を拘束し事情を聴取したが、25日の逮捕までは1人の逮捕者も出ておらず、捜査の進展の遅さに批判が集まっていた。

 先週には、批判を浴びていた西ベンガル州政府が、捜査を国の最高捜査機関に引き継ぐことを発表していた。(c)AFP