【3月25日 AFP】フランス・アルプス(French Alps)で乗客乗員150人が死亡したドイツ航空大手ルフトハンザ航空(Lufthansa)傘下の格安航空会社ジャーマンウイングス(Germanwings)9525便の墜落事故で、一夜明けた25日、捜索活動が再開された。

 現地入りしているAFP特派員によると、付近に緊急設置された拠点からヘリコプターが発進した。現場はフランス・アルプスの奥深くで、墜落機の残がいは広範囲に散らばっている。

 24日に上空から現場を視認した地元の議員は、機体は「完全に破壊」されており「すさまじい」光景だと語った。またある捜査官は「我々が確認できた遺体は、最も大きなものでも書類かばん程度の大きさだ」と語った。

 ジャーマンウイングスによれば、乗客144人のうち67人はドイツ人だった。またスペイン当局は、45人の乗客がスペイン系の名前だと発表している。また各国政府は、メキシコ人が3人、コロンビア人、アルゼンチン人、オーストラリア人が各2人、ベルギー人、デンマーク人それぞれ少なくとも1人が同便に乗っていたと発表している。また日本政府は、日本人2人が搭乗していた可能性が非常に高いと述べている。さらに英国人の搭乗客もいた可能性がある。(c)AFP