【3月24日 AFP】欧州委員会(European Commission)は23日、危険で販売に適さないとされた製品の数が増加していることを明らかにした。そうした製品の多くは中国製だという。

 EU加盟28か国とノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインが参加する欧州委員会の危険製品通報制度「ラペックス(RAPEX)」が2014年に通報した件数は、子どものおもちゃや衣類、電化製品など前年比3%増の2435件に上った。これらの製品のうち香港(Hong Kong)を含む中国で生産されたものの割合は前年と同じ64%だった。

 欧州委のベラ・ヨウロワー(Vera Jourova)委員(司法・消費者・男女平等担当)はベルギー・ブリュッセル(Brussels)で行った記者会見で、「母親、そして祖母として、おもちゃの中に有害な製品が多数あるのは憂慮すべきことだと考えている。子どもに与えるおもちゃには十分に気をつけてほしい」と呼び掛けるとともに、中国から欧州市場にこれほど多くの危険な製品が来ているのは驚きだと述べた。

 欧州市場での販売許可が下りなかった製品、発売後に販売中止となり回収された製品のリストの中で最も多かったのはぬいぐるみをはじめとするおもちゃで、全体の28%を占めた。

 そのような製品の中には、はみ出した詰め物で子どもが窒息したり、部材が外れて子どもがのみ込んだりする恐れが指摘されたものがあった。さらに、特に危険な製品として自転車やバスケットボールの形を模したライターが挙げられている。(c)AFP