【3月22日 AFP】チュニジアのベジ・カイドセブシ(Beij Caid Essebsi)大統領は、仏写真週刊誌の電子版が21日に掲載したインタビューの中で、チュニジアの首都チュニス(Tunis)の国立博物館で今月18日に起きた襲撃事件に関連して治安上の「不手際」があったことを認めた。

 カイドセブシ大統領は仏写真週刊誌パリ・マッチ(Paris Match)に対し、「警察と情報当局は、博物館の安全を確保する上で十分に機能していなかった」と語った。

 一方、制憲議会のアブデルファタフ・ムールー(Abdelfattah Mourou)副議長は20日、博物館とその近くにある議会議事堂の警備員らは事件発生当時、コーヒーを飲んでいたと明らかにしていた。

 副議長はAFPに対し、「事件当時、議会周辺の警備にあたる警官はわずか4人だった。そのうち2人はカフェにおり、もう1人は軽食を取っているところだった。残る1人は出勤しなかった」と述べた。(c)AFP