【3月12日 AFP】米アップル(Apple)は11日、同社の主要オンラインサービスが世界中で12時間近くにわたって利用不能となったことを受け、ユーザーに謝罪した。

 障害が発生したのはグリニッジ標準時(GMT)の10日午前9時(日本時間同日午後6時)ごろ。アップルの公式ストア「App Store」のほか、「iTunes(アイチューンズ)」、「iBooks store(アイブックストア)」など、インターネットを通じた配信サービスが利用できなくなり、GMT同日午後8時半(日本時間11日午前5時半)までこうした状態が続いた。

 英仏でも同様の障害が発生したほか、ITニュースサイト「ザ・ネクスト・ウェブ(The Next Web)」によれば、影響は40か国以上に及んだ。

 アップルはAFPに送付した電子メールの声明で、サービス障害について顧客に謝罪すると述べるとともに、社内のドメイン・ネーム・システム(DNS)で起きた障害が原因だったと説明した。

 同社のクラウドサービス「iCloud(アイクラウド)」や電子メールも一時利用できなくなっていたが、アップルのウェブサイトによると、障害発生から約4時間後には復旧したとみられる。(c)AFP