【3月5日 AFP】オーストラリア南東部で生息数の急増に伴う飢餓の懸念から約700匹のコアラが安楽死処分されていたとの発表を受け、在豪ロシア大使館は4日、昨年ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領が抱いて記念撮影したコアラの無事を願うメッセージを出した。

 プーチン大統領は昨年11月、豪ブリスベーン(Brisbane)で20か国・地域(G20)首脳会議(サミット)が開催された際、コアラと記念撮影していた。

 交流サイト大手フェイスブック(Facebook)の公式ページに投稿された露大使館のメッセージには、「ブリズベーンでG20首脳と一緒に記念写真に納まったコアラたちが、安楽死させられた中に含まれていないことを願っています」と記されている。

 コアラを抱いたプーチン大統領の写真はインターネット上で広く拡散され、「このコアラは露政府の要職に就くだろう」「G20でプーチン氏はコアラとしか会談しなかったのか?いや、カンガルー2匹とも会談したはずだ」などと、ロシアの「絶対的指導者」をからかうコメントが多数寄せられた。

 ウクライナ問題をめぐりG20で各国首脳から冷遇されたプーチン大統領は、「睡眠が必要」との理由で予定より早く帰国した。(c)AFP