【3月5日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のボストン・セルティックス(Boston Celtics)とマイアミ・ヒート(Miami Heat)で、ファイナル制覇を果たした実績を持つレイ・アレン(Ray Allen)が4日、今季はプレーしないことを表明した。

 NBA史上最高のシューターと評価され、3ポイントシュート成功の歴代最多記録を持つ39歳のアレンは、現在フリーエージェント(FA)になっており、優勝を狙えるチームと契約を結ぶ可能性を示唆していた。

 しかし、レギュラーシーズンが残り6週間になったことから、アレンは代理人を通じて声明を発表し、復帰の予定を来季以降に見送ることを明らかにした。

「ここ数か月間、自分にとって何がベストなのかを考えるために多くの時間を費やした。そして、私は今季プレーしないことを決めた」

「プレーオフを含めた残りのシーズンを家族とともに過ごし、2015-16シーズンにプレーするかどうかについて決める」

 これまでミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)、シアトル・スーパーソニックス(Seattle SuperSonics)、セルティックス、ヒートでプレーしたアレンは、NBAで通算1300試合に出場し、1試合平均18.9得点、2.6リバウンド、2.2アシストの成績を残している。

 アレンはまた、2008年にセルティックスで、2013年にヒートでNBAファイナル制覇を果たしている。

 今年7月に40歳を迎えるアレンは、昨年7月にレブロン・ジェームズ(LeBron James)がクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)に復帰したあと、チームの再編成を余儀なくされたヒートを退団していた。

 そして大方の予想では、アレンがクリーブランドでジェームズと一緒にプレーするかと思われていたが、キャバリアーズはトレード期限直前にJ・R・スミス(J.R. Smith)とイマン・シャンパート(Iman Shumpert)を獲得している。

 アレンの代理人を務めるジム・タナー(Jim Tanner)氏は、「レイは今季、いくつかのチームから大きな関心を示されていた」と明かしている。(c)AFP