【3月6日 AFP】2022年に行われるW杯カタール大会(2022 World Cup)の11月開幕が提案されていることについて、Jリーグの村井満(Mitsuru Murai)チェアマンがAFPの取材に応じ、リーグの日程に大きな影響を及ぼす可能性があると語った。

 国際サッカー連盟(FIFA)の作業部会は、暑さの厳しい同国の夏を避けるため、11月から12月にかけての大会開催を勧告しており、この提案は3月の理事会で承認されるとみられている。

 これについて、村井チェアマンは、「もしW杯が11月から始まることになれば、Jリーグはシーズンのピークに入る時期と重なることになります」と語った。

「そうなれば当然、日程に大きな影響が出ます。ですが、アジアで開催されるW杯ですので、われわれも日程を詰めて、大会の成功に協力することになります」

 アジア・サッカー連盟(AFC)の会長を務め、作業部会の責任者でもあるサルマン・アル・ハリファ(Shaikh Salman bin Ebrahim Al Khalifa)氏は、暑さの厳しい5月から9月までを避けようとすれば、11-12月以外に選択肢はないと繰り返している。

 1月から2月は同じ年に開催される冬季五輪と重なり、また2022年は4月がイスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」にあたる。

 村井チェアマンは、「私も作業部会の会合に出ています。最終的な決断はまだですが、11月開催が有力とされています。欧州ではシーズン中盤になりますが、日本では1年間の終わりのピークになります」と語った。