【3月4日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は3日、マンチェスター・シティ(Manchester City)の指揮官に就任するといううわさを否定し、自身の将来はシーズン終了後に決断すると語った。

 グアルディオラ監督は、イングランド・プレミアリーグのシティで指揮を執るマヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督の後任候補の一人に挙げられている。――しかし、グアルディオラ監督は自身の去就に関するあらゆるうわさを否定した。

 この日行われた記者会見でグアルディオラ監督は、「オファーを受けていないし、待ってもいない」と語った。

「私はこの素晴らしいクラブにいられてとても幸せだ。契約をまっとうし、良い仕事をしたい。私が考えているのはそれだけだ」

「契約はまだ1年半も残っている。われわれは一緒に今夏を迎え、その後については様子を見ていくことになる」

 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は、できるだけ早くグアルディオラ監督との契約を延長したいと語っているが、2016年6月に契約満了を迎えるグアルディオラ監督は、長期政権に消極的だと伝えられている。

 監督就任1年目だった昨季に4つのタイトルを獲得しているグアルディオラ監督は、バイエルンをリーグ3連覇に導くため、ここまで順調に結果を残している。

 グアルディオラ監督はまた、古巣のFCバルセロナ(FC Barcelona)を率いて欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇を2度経験しており、バイエルンでもそれを成し遂げたいと目論んでいる。

 バイエルンは4日のドイツカップ(German Cup 2014-15)3回戦で、ブンデスリーガ2部のアイントラハト・ブラウンシュバイク(Eintracht Braunschweig)と対戦する。

 ブラウンシュバイクは現在、2部リーグで不振に陥っているが、それでもグアルディオラ監督は「ベストメンバーで臨む」と語っている。

 しかし、バイエルンは7日にハノーバー96(Hannover 96)戦、そして11日にシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)との欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦を控えているため、主力数人を温存するとみられている。(c)AFP