【3月4日 AFP】イラク軍が開始したイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」に対する過去最大の軍事作戦は3日、2日目を迎え、部隊はISからの奪還を目指すティクリート(Tikrit)へと近づいたものの、過激派側の狙撃やわなによってその進撃のペースは遅らされた。

 政府側は、兵士や警官に加え、イスラム教シーア派(Shiite)の民兵とスンニ派(Sunni)の部族民らからなる3万人余りの部隊を動員。3方向からティクリートへ向け進軍している。戦闘員と武器の数で劣るISは、政府軍の進攻を阻止するためにゲリラ戦に打って出た。

 ある将官はAFPに対し「彼ら(IS)は市街戦や狙撃手を用いているため、われわれは細心の注意を払いながら進撃している。もっと時間が必要だ」と語った。(c)AFP/Marwan Ibrahim