【3月3日 AFP】米マイクロブログ大手ツイッター(Twitter)は2日、捜査当局と協力し、同社が受けた脅迫に関する調査を行っていることを明らかにした。報道によると、同社が標的となった理由はイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」の関連アカウントを凍結したことにあるとされる。

 ツイッターの広報担当は「われわれのセキュリティーチームが、関係する法執行当局と共に、これらの脅迫の信ぴょう性を調査している」と語ったが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

 ツイッターはかねて、ISの他、ナイジェリアの「ボコ・ハラム(Boko Haram)」といった関連組織のアカウントを凍結していた。

 オンライン掲示板「Pastebin」には、ツイッター共同創業者ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏にライフルの照準のようなものが当てられ、アラビア語のメッセージが付けられた画像が投稿された。

 過激派の脅威を監視している米民間情報機関「SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)」によると、投稿はISを支持するメディア組織「アルヌスラ・アルマクディシヤ(Al-Nusra Al-Maqdisiya)」によるもの。SITEの翻訳によるとメッセージは特定のアカウントを凍結したことを理由にドーシー氏とツイッターがイスラム過激派の標的となったという内容だった。(c)AFP