「ヒッグス粒子」実証のハドロン加速器、改修作業が大詰め スイス
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【2月28日 AFP】スイス・ジュネーブ(Geneva)近郊のメイラン(Meyrin)にある欧州合同原子核研究機構(European Organisation for Nuclear Research、CERN)で、2年間にわたる「大型ハドロン衝突型加速器(Large Hadron Collider、LHC)」の改修工事が大詰めを迎えている。
今回の改修でLHCの運用能力は「ヒッグス粒子(Higgs boson)」の存在を実証した2012年時からほぼ倍増し、これまではSF小説の世界とされてきた領域の研究が可能となる見通しだ。一般的な宇宙の理解を一変させかねない新粒子の探索に向けて、科学者らの期待はいやが上にも高まっている。(c)AFP