【2月27日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で来年開催される夏季五輪のセーリング競技会場に今週、再び大量の魚の死骸が打ち上げられ、選手たちの衛生面での懸念が高まっている。地元漁師の間にも不安が広がっている。

 市清掃局によると、リオデジャネイロ五輪でセーリング競技が行われるグアナバラ湾(Guanabara Bay)では25、26日の2日間で計12.3トンの小さな銀色の魚の死骸が回収された。

 同湾では昨年10月にも、おびただしい数の同じ魚の死骸が見つかっている。当局は問題解決に懸命に努めているが、来年8月の五輪開幕までに湾内の80%程度しか清掃を完了できないだろうと認めている。

 グアナバラ湾にはリオデジャネイロ沿岸から排出されるごみの7割近くが流れ着くとされ、これまで動物の死骸のほかテレビセットやソファ、靴などが回収されている。(c)AFP