【2月26日 AFP】英音楽賞「ブリット・アワード(Brit Awards)」授賞式が25日夜、英ロンドン(London)のO2アリーナ(O2 Arena)で開催され、シンガー・ソングライターのエド・シーラン(Ed Sheeran、23)が英国男性ソロアーティスト賞を獲得した。また、国際女性ソロアーティスト賞には、米歌手テイラー・スウィフト(Taylor Swift)が選ばれた。

 スウィフトは、同賞を親友の一人であるシーランに捧げるとしながら、「もし彼が私をパブに連れて行ってくれなかったら、もしおいしい紅茶のいれ方や英国についていろいろ教えてくれなかったら、恐らく私はここにいなかったでしょう」と述べた。

 同賞にはスウィフトの他、米歌手ビヨンセ(Beyonce)、ラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)、シーア(Sia)、セイント・ビンセント(St. Vincent)らがノミネートされていた。

 一方、シーランは、英シンガー・ソングライターのサム・スミス(Sam Smith)、英ロックバンド「ブラー(Blur)」や「ゴリラズ(Gorillaz)」のデーモン・アルバーン(Damon Albarn)、ジョージ・エズラ(George Ezra)、パオロ・ヌティーニ(Paolo Nutini)らを抑えての英国男性ソロアーティスト賞の受賞となった。シーランは英国アルバム賞も受賞している。

 同音楽賞で最多ノミネートとなっていたスミスは、グローバルサクセス賞含む2賞を獲得した。また、国際男性ソロアーティスト賞を受賞したファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)は、観客に向けたビデオメッセージで「このうえなく幸せ」と述べ、受賞の喜びを表した。

 同日の賞授賞式では、20年ぶりに登場したマドンナ(Madonna、56)が注目を集めた。マドンナは、ステージでパフォーマンスを披露したが、着用していた長いケープが後方向に引っ張られ、そのままステージから転げ落ちるアクシデントに見舞われてしまった。その後は、すぐに立ち上がり、自らケープを外して何事も無かったかのように新曲「Living For Love」を歌い続けた。

 マドンナは後にフェイスブック(Facebook)で、「美しいケープだったけど、装着時にきつく締めすぎた!」とのコメントを投稿している。(c)AFP