【2月24日 AFP】米グーグル(Google)は23日、電子決済サービス会社「ソフトカード(Softcard)」との提携を発表した。提携により自社の決済サービス「グーグル・ウォレット(Google Wallet)」を強化し、新興のモバイル決済サービス市場で「アップルペイ(Apple Pay)」との競合に挑む。

 グーグルの発表によると、提携によって、ソフトカードに共同出資する米通信大手3社、AT&T、Tモバイル(T-Mobile)、ベライゾン(Verizon)が販売するアンドロイド(Android)搭載端末に、「グーグル・ウォレット」が標準搭載される。

 これにより、幅広いアンドロイド端末利用者を持つグーグルは、昨年アップル(Apple)が発売した最新型iPhone(アイフォーン)に搭載された「アップルペイ」への対抗力が強化される。

 先週には、韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)もデジタルウォレット(非接触型決済)サービスを提供するベンチャー企業「LoopPay」の買収を発表している。(c)AFP