【2月20日 AFP】米中央軍当局者は19日、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」が支配するイラク北部の要衝都市モスル(Mosul)を奪還するための攻撃を、米国としては4月~5月に開始するようイラクに要請していると述べた。

 モスルは1000~2000人のIS戦闘員によって掌握されているとみられており、この当局者によると、攻撃にはイラク軍の兵士2万~2万5000人を投入する必要があるという。4月~5月の作戦開始について、この当局者はイスラム教の断食月「ラマダン(Ramadan)」と夏の暑さを挙げ、「(5月)以降の作戦開始となると問題が出てくる」と述べた。

 この当局者によれば、奪還作戦において米軍が地上から空爆の支援をする可能性は排除されていないという。しかし、部隊の大部分はイラク軍で構成され、クルド人部隊も3旅団が参加する計画だという。(c)AFP