【2月17日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)は16日、1990年代の黄金時代を支えたアンディ・ペティット(Andy Pettitte)氏、ホルヘ・ポサダ(Jorge Posada)氏、バーニー・ウィリアムス(Bernie Williams)氏の功績をたたえ、3選手の背番号を永久欠番にすることを決定した。

 本拠地ヤンキー・スタジアム(Yankee Stadium)のモニュメント・パークには今年、1996年から2000年までの5年間で4回のワールドシリーズ制覇に貢献した3選手に加え、ウィリー・ランドルフ(Willie Randolph)氏の銘板が設置されることになる。

 2014年にジョー・トーリ(Joe Torre)氏の背番号6を永久欠番にしているヤンキースは、まず5月24日に行われるテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)戦で、ウィリアムス氏の背番号51を称えるセレモニーを行う。

 さらに、ポサダ氏の背番号20は6月20日のデトロイト・タイガース(Detroit Tigers)戦、ペティット氏の背番号46は8月23日のクリーブランド・インディアンス(Cleveland Indians)戦で永久欠番になる。

 ヤンキースではこれまでに16個の背番号が永久欠番になっている。

 2006年の引退試合を最後に、その背番号が使用されていないウィリアムス氏は、現役16年間をヤンキース一筋で過ごし、プレーオフで記録した合計22本塁打と通算80打点はチーム史上最多となっている。

 ウィリアムス氏と同じく、17年間の現役生活でヤンキース一筋のポサダ氏は、ヤンキースが最後にタイトルを獲得した2009年を含む5回のワールドシリーズ制覇に貢献した。また、捕手としてのプレーオフ通算119試合出場は、MLB歴代最多記録となっている。

 2013年に引退したペティット氏は、現役生活18年間のうちヤンキースで15年、ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)で3年を過ごし、通算成績は256勝153敗、防御率3.85となっている。そしてプレーオフでは通算19勝を挙げ、ヤンキースで記録した通算2020奪三振は、チーム史上最多となっている。

 ペティット氏はまた、ヤンキース時代のチームメートだったロジャー・クレメンス(Roger Clemens)氏と禁止薬物を使用し、2008年の連邦大陪審では2002年と2004年にヒト成長ホルモン(Human Growth Hormone、HGH)を摂取したことを認めている。

 その後、謝罪したペティット氏は、2009年にヤンキースに復帰してチームのタイトル獲得に貢献した。(c)AFP