【2月10日 AFP】(一部更新)マレーシア連邦裁判所(最高裁)は10日、同性愛行為による罪で起訴されていた同国野党・人民正義党(PKR)の指導者アンワル・イブラヒム(Anwar Ibrahim)元副首相(67)の上告を退け、禁錮5年の有罪判決が確定した。

 イスラム教徒が多数を占めるマレーシアでは同性愛行為は違法で、最大で20年の禁錮刑が科される。元副首相は、若い元側近の男性と同性愛行為に及んだとして、昨年3月の二審で有罪判決を受けていた。今回の判決は、アンワル元副首相と野党勢力にとって痛手となる可能性が高い。現政権に批判的な人々は、この裁判はアンワル元副首相の失脚を狙ったものだと主張している。(c)AFP