【2月8日 Relaxnews】豪カンタス航空(Qantas Airways)は来月から他社に先がけて、豪州国内の複数の都市と米ロサンゼルス(Los Angeles)を結ぶエアバス(AirbusA380型機の一部の便に、複数の場所の360度の展望を楽しめるバーチャルツアーや映画などを満喫できる新型バーチャルリアリティー(VR)ヘッドセットを試験的に導入すると発表した。試験期間は3か月の予定。

 サムスン電子(Samsung Electronics)製の新型のVRヘッドセットはファーストクラスの座席に設置するほか、今月半ば以降、シドニー(Sydney)とメルボルン(Melbourne)の国際線ファーストクラスラウンジにも設置する。

 カンタス航空は、利用者の反響をみてVRヘッドセットをファーストクラスの標準装備とするかどうか判断する方針だが、バーチャルリアリティーは機内エンターテインメントの新生面を切り開くと確信しているとして、すでに外部の組織と協力してオリジナルコンテンツの開発に着手している。(c)Relaxnews/AFPBB News