【2月4日 AFP】中国の電子商取引大手アリババ(阿里巴巴、Alibaba)は4日、無人機を使った商品配送の試験を開始した。インターネット小売り大手米アマゾン・ドットコム(Amazon.com)に続く動きだ。中国の空域は厳しく管理されているが、アリババは1時間以内の生姜茶の配送を約束している。

 アリババ傘下のネット販売大手「淘宝(タオバオ、Taobao)」はサービス開始にあたって、ヘリコプターのようなプロペラを持つ黒色と銀色の機体の無人機が白い箱を輸送している写真を公開した。

 試験は3日間の予定で、無人機配送オプションを選択できるのは首都の北京(Beijing)と商業中心地の上海(Shanghai)、南部の広州(Guangzhou)の3都市だけだ。また、利用できる商品は1社の茶1銘柄のみで、計450件の配送で試験は終了する。

 タオバオはマイクロブログの公式アカウントで「このようなクールな消費体験は、消費者にさらなる驚きをもたらすだろう」と述べた。(c)AFP