【2月4日 AFP】(一部更新、写真追加)台湾・台北(Taipei)市郊外で4日、乗員5人を含む58人が乗った復興(トランスアジア)航空(TransAsia Airways)の旅客機が高架道路に接触して川に墜落した事故で、救助当局者は少なくとも22人が死亡したとみていると述べた。

 救助当局者によると、これまでに生存者15人が救助されたが、22人が死亡したとみられ、21人が現在も行方不明となっている。乗客の大半は、中国人旅行客だった。

 また、台湾の内政部消防署(National Fire Agency)の職員の1人は、13人が死亡し、別に9人が「生命の兆候がみられない」状態だと語った。

 不明の21人は、水中に沈んだ機体前方部分に閉じ込められているとみられている。

 一般の人が撮影した事故の映像には、復興航空のターボプロップ双発航空機ATR 72-600が高架道路に接触し、傾いたまま川に墜落する様子や、機体の破片、破壊されたタクシーなどが捉えられていた。

 事故原因についての公式な発表はまだだが、ブラックボックスが回収された。(c)AFP/Benjamin YEH