【2月1日 AFP】イタリア・セリエAのASローマ(AS Roma)は31日、ロシア・プレミアリーグのCSKAモスクワ(CSKA Moscow)からFWのセイドゥ・ドゥンビア(Seydou Doumbia)を獲得したと発表した。

 ドゥンビアの移籍金は1440万ユーロ(約19億円)で、契約期間は4年半。ローマに加わるコートジボワール代表選手は、ジェルヴィーニョ(Gervinho)に続いて2人目となる。

 ローマは声明で、「セイドゥ・ドゥンビアの完全移籍でCSKAモスクワと合意したことを発表いたします。契約期間は2019年6月30日までとなります」と発表した。

 イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)もドゥンビアの獲得を狙っていると報じられていたが、CSKA側に拒否されていた。

 27歳のドゥンビアは、現在開催中のアフリカネーションズカップ2015(2015 The Africa Cup of Nations)終了後にチームに合流する予定で、先週ACミラン(AC Milan)移籍が発表されたマッティア・デストロ(Mattia Destro)の穴埋めが期待されている。

 ローマは現在、首位ユベントス(Juventus)より1試合消化が多い状態で勝ち点6差のリーグ2位につけている。この差を埋めることができるかどうかも、ドゥンビアにかかってくる可能性がある。

 ドゥンビアは、2010年1月にスイスのBSCヤングボーイズ(BSC Young Boys)からCSKAに移籍すると、驚異的なペースでゴールを量産し、昨年11月に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)のマンチェスター・シティ(Manchester City)戦でも、前半だけで2得点を挙げてチームを2-1の勝利に導いている。(c)AFP